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X-Authentication-Warning: nucl.sci.hokudai.ac.jp: localhost [127.0.0.1] didn't use HELO protocol
To: yonupa-ml__AT__yukawa.kyoto-u.ac.jp
cc: isshiki__AT__nucl.sci.hokudai.ac.jp
Date: Thu, 26 Nov 1998 17:26:24 +0900
From: Akinori ISSHIKI <isshiki__AT__nucl.sci.hokudai.ac.jp>
Precedence: bulk
Reply-To: yonupa-ml__AT__yukawa.kyoto-u.ac.jp
X-Sequence: yonupa-ml 301
Subject: [yonupa-ml 301] SS99 abstract
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Sender: owner-yonupa-ml__AT__yukawa.kyoto-u.ac.jp

三者センター校　北海道大学の一色です。


９９年度　夏の学校の各パートの講義の要旨です。
およその内容がわかると思いますので連絡します。


○素粒子パート
現象論         川崎 雅裕氏(宇宙線研究所)
   タイトル    素粒子的宇宙論
   要旨        標準ビッグバン宇宙モデルの解説から始めて、主に、インフレーショ
             ン宇宙モデルについて説明する。余裕があれば、アクシオンや超対称性粒             子の宇宙論的問題にも触れたい

場の理論       鈴木 博氏(茨城大)
   タイトル    カイラルなゲージ理論の正則化
   要旨        我々の現実の世界はゲージ相互作用するカイラルフェルミオンを
            含む場の量子論によって記述されることが知られている。場の量子論は
            無限の自由度に伴う発散を含むために、正則化と呼ばれる作業が
            必要になるが、カイラルなフェルミオンの正則化はいわゆるゲージ
            アノマリーの存在と関係して自明ではない。この講義では、主に
            連続理論の枠内で、アノマリーの簡単な解説からはじめて、
            ゲージ共変な正則化とその応用、カイラルな超対称性理論への拡張など
            について議論したい。

弦理論         川合 光氏(KEK)
   タイトル    弦理論の構成的定義 
   要旨        行列模型に基づく弦理論の非摂動的定式化の解説


○原子核パート
・反応　     講師　　　　鎌田　裕之　氏　（ルール大）
　　　　　　 講議　　「少数多体系における原子核反応」　
 (abstract)
  少数多体系における原子核物理学の興味は、粒子数（核子数や他の粒子の数
）をふやすことにより、２核子の素過程で確立されたとする Potential を再
確認することである。この Consistency （無矛盾性）の概念は物理に限らず、
科学全般に渡って最も大切な考えかたの一つである。典型的な場合、２核子間
のPotential を用いて３核子系がどれ程説明がつくかを問うものである。そし
て、３体系で新しく現れる３体力がどのようなものなのかを調べることである。
  講義では、Schroedinger 方程式から出発し、Lippmann-Schwinger 積分方程
式、Faddeev ３体理論を間単に紹介し、その方法についても述べる。更に、He
核を標的とする電子散乱や４体問題、Hyper核への応用についても解説する。

・構造　　　 講師　　　　旭　耕一郎　氏　（東工大）
　　　　　　 講議　　「スピン偏極した不安定核
　　　　　　　　　　　   の生成とそれを用いた物理　」
  (abstract)
　近年、安定核領域から遠く離れた原子核までを含む不安定核の研究が可能と
なり、目覚しい発展を遂げつつある。本講義では、これら新しい領域の不安定
核にスピン偏極を引き起こし、それを用いて行なう研究について述べる。これ
までに、軽核領域での磁気モーメント・四重極モーメントを通じて、中性子過
剰核の構造に関する幾つかの興味深い結果が得られている。これに加え、偏極
不安定核を用いた核物理および他分野への応用に関する今後の期待も語る。

・クォーク・ハドロン　講師　　三明　康朗　氏　（筑波大）
　　　　　　　　　　　講議　高エネルギー重イオン衝突実験と
                            クォーク・グルオンプラズマ
　(abstract)
ビッグバン直後に存在したとされる未知の物質クォーク・グルオンプラズマを
高エネルギー原子核・原子核衝突を用いて、地上で生成しようという試みが近
年進められている。高エネルギー原子核衝突の特徴から、欧州共同原子核研究
機構（ＣＥＲＮ）や米国ブルックヘブン国立研究所（ＢＮＬ）で進められてい
るＱＧＰ探索実験まで平易に紹介する。


○高エネルギーパート
蔵重久弥先生（神戸大学助教授） 「エネルギーフロンティアとLHC」

「ATLAS検出器とシミュレーション」
「ＡＴＬＡＳ検出器は、ＣＥＲＮのＬＨＣ（LargeHadronCollider)で行われる陽子・陽子
衝突実験の一つであり、ヒッグス粒子の発見を目指している。この講義では、ＬＨＣでの
物理とＡＴＬＡＳ検出器の概要を説明する。特に解析に不可欠となる検出器シミュレーションについて詳しく説明する。」

山中卓先生  （大阪大学助教授） 「K中間子の物理について」

「K中間子を使ってCPの破れを探ろう」
粒子／反粒子と左右の入れ替え(CP)に対する対称性は、弱い相互作用では破れている。
K中間子はこのCPの破れの発見に役立ったのみならず、今でも
B中間子とならんでCPの破れを探る道具となっている。
ここでは、不思議な性質を持つK中間子の説明、CPの破れ、世界の
最前線の実験の結果、そしてその将来について、分かりやすく説明したい。


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    北海道大学 大学院 理学研究科 物理学専攻 原子核理論研究室    
                                修士課程２年   一色  昭則       
TEL     :  011-706-2689                                         
E-mail  :  isshiki__AT__nucl.sci.hokudai.ac.jp                       
homepage:  http://nucl.sci.hokudai.ac.jp/~isshiki/index.html    
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