Date: Tue, 2 Jul 2013 21:28:08 +0900 From: "Hideo Suganuma" To: sg-l__AT__yukawa.kyoto-u.ac.jp Subject: [sg-l 7991] 隅野行成准教授(東北大理)の講義とセミナーのアナウンス(来週の月火水) 素粒子論グループの皆さま 来週、7月8日(月)〜10日(水)に、京都大学において 隅野行成さん(東北大理)の講義とセミナーを行います。 (時間は、10:30-12:00, 13:30-15:00, 15:30-17:00) ※メールの最後に、集中講義とセミナーの内容の詳細を記します。 ◎講義のタイトルとテーマは 「摂動QCDに基づくクォーク間力とクォーク質量の理解」です。   この講義で伝えたいこと:   ・摂動QCDでクォーク間ポテンシャルのクーロン+リニア型を、    r<1/Λ_{QCD} で定量的に予言できること    (及び、導かれる〜O(Λ_{QCD})のクォーク質量生成のメカニズム)。   ・摂動QCDによる予言の不定性の評価(=リノーマロン)と、    そのOPE(local gluon condensate)による吸収のメカニズム。   目次:   1.QCDラグランジアン、カイラル対称性、クォーク質量   2.摂動QCDのMSbarくりこみと繰り込み群(準備)   3.クォーク間力、QCDポテンシャル   4.QCDポテンシャルのリノーマロン(詳細)   5.全エネルギーにおけるリノーマロン相殺   6.リノーマロン描像に基づくクーロン+リニア型ポテンシャル:導出と解釈   7.低エネルギー有効理論とOPEによるリノーマロン吸収 ◎セミナーは、10日(水)に、核理論と素粒子論の合同で  "Understanding Heavy Quark-AntiQuark System by Perturbative QCD"  というタイトルで行います。 場所は、京都大学(北部キャンパス)理学部5号館5階の 【第四講義室】(初回のみ【501号室】)です。 (アクセスについては以下を参照して下さい。)  http://www.scphys.kyoto-u.ac.jp/access.html より具体的な内容については、下記の素粒子論・理論核物理合同シンポジウム 「多様なアプローチによる量子色力学の非摂動論的現象の研究」の 「6.摂動QCDによるクォーク・反クォーク対系の理解の進展」をご覧下さい。  http://div.jps.or.jp/pt/2013qcd/sympo.htm 興味ある方は奮って御参加下さい。 京都大学理学研究科 菅沼秀夫 --------------------------------------------------------------- 【講義】 講師:隅野行成准教授(東北大理) 講義日程:7月8日(月)〜7月10日(水) 講義場所:【第四講義室】(初回のみ【501号室】) 講義日時:  7月8日(月)   講義場所【501号室】(初回のみ)   10:30〜12:00      <昼食>   講義場所:【第四講義室】   13:30〜15:00   15:30〜17:00  7月9日(火)   講義場所:【第四講義室】   10:30〜12:00    13:30〜15:00   15:30〜17:00  7月10日(水)   講義場所:【第四講義室】   10:30〜12:00    13:30〜15:00   15:30〜17:00(核理論と素粒子論の合同セミナー) 講義タイトル: 「摂動QCDに基づくクォーク間力とクォーク質量の理解」 この講義で伝えたいこと: ・摂動QCDでクォーク間ポテンシャルのクーロン+リニア型を、  r<1/Λ_{QCD} で定量的に予言できること (及び、導かれる〜O(Λ_{QCD})のクォーク質量生成のメカニズム)。 ・摂動QCDによる予言の不定性の評価(=リノーマロン)と、  そのOPE(local gluon condensate)による吸収のメカニズム。 目次: 1.QCDラグランジアン、カイラル対称性、クォーク質量 2.摂動QCDのMSbarくりこみと繰り込み群(準備) 3.クォーク間力、QCDポテンシャル 4.QCDポテンシャルのリノーマロン(詳細) 5.全エネルギーにおけるリノーマロン相殺 6.リノーマロン描像に基づくクーロン+リニア型ポテンシャル:導出と解釈 7.低エネルギー有効理論とOPEによるリノーマロン吸収 ------------------------------------------------------------------ 【核理論と素粒子論の合同セミナー】 講演者:隅野行成准教授(東北大理) 講演日時:7月10日(水)15:30〜17:00 講演場所:第四講義室 セミナータイトル: "Understanding Heavy Quark-AntiQuark System by Perturbative QCD" 要旨: 1998年以前は、(ボトモニウム・チャーモニウム等の) 重いクォーク・反クォーク対から成る物理系の性質は、 摂動QCDに基づく非相対論的束縛状態の理論では、 定量的にも定性的にも記述することができなかった。 1998年頃、renormalon相殺の発見という理論的なbreakthroughがあり、 摂動QCDに基づく高精度の予言が可能となった。これにより、 定性的にも定量的にも重いクォーコニウム系の性質を再現することが できるようになった。また、クォーク質量の解釈や、 クォーク間力の摂動QCDに基づく描像も大きく変わった。 このとき何が理解されたのかを解説する。 また、その後現在に至るまでの大きな理論的進展を概観する。 --------------------------------------------------------------- %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% Date: Fri, 19 Jul 2013 00:17:53 +0900 From: "Hideo Suganuma" To: sg-l__AT__yukawa.kyoto-u.ac.jp Subject: [sg-l 8012] 隅野行成准教授の「QCDに関する講義とセミナー」(於 京大)のファイル 素粒子論グループの皆さま 先週、京都大学理学研究科で行われた大学院での 『隅野行成さん(東北大理)のQCDに関する講義とセミナー』 のファイルを下記ウェブサイトにアップロードしました。 http://homepage3.nifty.com/suganuma-kyoto/hideo/ ウェブを開くと怪鳥アンズーちゃんの下に 「隅野行成氏(東北大理)によるQCDの講義」 と出ますのでそこをクリックすると “隅野さんの講義とセミナーのページ”に飛びます。 そこから【講義とセミナーのファイル】をダウンロードできます。 <内容> ・講義:「摂動QCDに基づくクォーク間力とクォーク質量の理解」 ・Seminar:“Understanding Heavy Quark-AntiQuark System by Perturbative QCD” ・補講:「ループ積分と特異点解消定理」 興味ある方は、ご覧ください。 京都大学理学研究科 菅沼秀夫 --------------------------------------------------- 京都大学大学院 “QCD Special Lecture & Seminar” 講師:隅野 行成 氏 (東北大学理学研究科) 2013.7/8-10 京都大学理学研究科 【講義】 「摂動QCDに基づくクォーク間力とクォーク質量の理解」 講義の目的(PDF) 目次: 1.QCDラグランジアン、カイラル対称性、クォーク質量 2.摂動QCDのMSbarくりこみと繰り込み群(準備) 3.クォーク間力、QCDポテンシャル 4.QCDポテンシャルのリノーマロン(詳細) 5.全エネルギーにおけるリノーマロン相殺 6.リノーマロン描像に基づくクーロン+リニア型ポテンシャル:導出と解釈 7.低エネルギー有効理論とOPEによるリノーマロン吸収 講義ノート1(記録:菊池勇太氏)(PDF)  講義ノート2(記録:菊池勇太氏)(PDF)  講義ノート3(記録:菊池勇太氏)(PDF) 【核理論・素粒子論合同セミナー】 “Understanding Heavy Quark-AntiQuark System by Perturbative QCD” 講師:隅野 行成 氏 要旨: 1998年以前は、(ボトモニウム・チャーモニウム等の) 重いクォーク・反クォーク対から成る物理系の性質は、 摂動QCDに基づく非相対論的束縛状態の理論では、 定量的にも定性的にも記述することができなかった。 1998年頃、renormalon相殺の発見という理論的なbreakthroughがあり、 摂動QCDに基づく高精度の予言が可能となった。これにより、 定性的にも定量的にも重いクォーコニウム系の性質を再現することが できるようになった。また、クォーク質量の解釈や、 クォーク間力の摂動QCDに基づく描像も大きく変わった。 このとき何が理解されたのかを解説する。 また、その後現在に至るまでの大きな理論的進展を概観する。  Seminar file (pptx) 【補講】 「ループ積分と特異点解消定理」 講師:隅野 行成 氏 近年のループ積分の数値評価の有力な方法として、 sector decomposition法がある。その中で特異点解消定理が使われる。 僅か2ページに納まる特異点解消定理の証明とともに紹介する。   Seminar file (PDF)