Date: Fri, 08 Nov 2013 00:51:30 +0900 From: Kazunori Itakura To: sg-l__AT__yukawa.kyoto-u.ac.jp, ntj-l__AT__yukawa.kyoto-u.ac.jp Subject: [sg-l 8220] 第3回高強度場の物理検討会@KEK(11月28日) 皆様 今月末に開催予定の「第3回 高強度場の物理検討会」をご案内いたします。 今回は、京都大学の田中耕一郎氏に高強度電磁場を物質に照射することで現れる 新しい物性物理について、実験の立場からご講演をお願いしました。十 分な時 間を取って分かりやすく説明していただく予定です。興味をお持ちの方はどなた でも参加できます。多くの方々の参加をお待ちしております。な お、参加され る方の旅費の補助をすることが可能な場合がありますので、ご希望の方は板倉ま でご相談ください。 なお、本検討会は、本年度より始まった総研大学融合推進プロジェクト『自然界 の様々なスケールに現れる高エネルギージェット現象の解明』(代表 板倉)の 援助を受けています。 板倉  %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% 第3回 高強度場の物理検討会 %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% 開催日  2013年 11月28日(木) 場所   高エネルギー加速器研究機構        研究本館1階 第1会議室(ガラス張りの部屋) 時間   13時30分〜15時00分       15時15分〜16時45分 講師   田中耕一郎氏(京都大学) タイトル 高強度光電磁場による新しい物性物理学の展開 アブストラクト 固体物理の多様性は、サブナノメートルの距離で結合した原子(イオン)からな る格子を背景に、アボガドロ数個の電子と格子のスピンや振動が複雑に 相互作 用することによって様々な秩序を生み出し、平衡状態としての基底状態を形成す ることに起因する。半導体においては、電子構造にバンドギャッ プが存在し、 バンドギャップより低エネルギーの価電子帯がすべて占有され、高エネルギーの 伝導帯が空であることが、外場に対する応答の基本特性を 支配している。実際 の半導体ではこの秩序を崩す微量不純物が伝導特性、光学応答などの多くの物性 を支配する。ハッバードモデルで記述されることが 多い強相関電子系では、電 子相関により金属から絶縁体に相転移する。これらは、あくまでも基底状態の話 である。強い光電磁場の導入により全電子が 大振幅に一斉運動をする状況下で は、強い電磁場と電子の間の相互作用が平衡状態で均衡する元々の電子間相互作 用をはるかに凌駕し、これまでの物性 理論は適用できない。このように、特定 の相互作用が支配的な極限は、物理学的にクリーンな状況を意味し、その系を支 配する秩序や物理法則に物質の 種類や不純物等の詳細によらない普遍則が出現 すると期待できる。  本講演では、固体の励起状態の基礎を解説した後、最近の代表的な実験の例を 述べる。特に京都大学ですすめている高強度テラヘルツ電磁場をもちい た半導 体やDirac電子系における研究を紹介する。 %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% Date: Mon, 25 Nov 2013 10:31:29 +0900 From: Kazunori Itakura To: ntj-l__AT__yukawa.kyoto-u.ac.jp, sg-l__AT__yukawa.kyoto-u.ac.jp, ml-np__AT__rcnp.osaka-u.ac.jp, qcdmof__AT__cns.s.u-tokyo.ac.jp Subject: [sg-l 8260] 第3回高強度場の物理検討会@KEK(11月28日) 皆様 今週木曜に開かれる「高強度場物理検討会」の案内を再送いたします。 旅費の補助をご希望の方はお早めにお知らせください。 なお、第1回、第2回の資料を公開しております。興味をお持ちの方は 以下のページをご覧下さい。 http://kds.kek.jp/categoryDisplay.py?categId=1006 板倉 %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% 皆様 今月末に開催予定の「第3回 高強度場の物理検討会」をご案内いたします。 今回は、京都大学の田中耕一郎氏に高強度電磁場を物質に照射することで現れる 新しい物性物理について、実験の立場からご講演をお願いしました。十分な時 間を取って分かりやすく説明していただく予定です。興味をお持ちの方はどなた でも参加できます。多くの方々の参加をお待ちしております。なお、参加され る方の旅費の補助をすることが可能な場合がありますので、ご希望の方は板倉ま でご相談ください。 なお、本検討会は、本年度より始まった総研大学融合推進プロジェクト『自然界 の様々なスケールに現れる高エネルギージェット現象の解明』(代表 板倉)の 援助を受けています。 板倉  %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% 第3回 高強度場の物理検討会 %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% 開催日  2013年 11月28日(木) 場所   高エネルギー加速器研究機構       研究本館1階 第1会議室(ガラス張りの部屋) 時間   13時30分〜15時00分      15時15分〜16時45分 講師   田中耕一郎氏(京都大学) タイトル 高強度光電磁場による新しい物性物理学の展開 アブストラクト 固体物理の多様性は、サブナノメートルの距離で結合した原子(イオン)からな る格子を背景に、アボガドロ数個の電子と格子のスピンや振動が複雑に相互作 用することによって様々な秩序を生み出し、平衡状態としての基底状態を形成す ることに起因する。半導体においては、電子構造にバンドギャップが存在し、 バンドギャップより低エネルギーの価電子帯がすべて占有され、高エネルギーの 伝導帯が空であることが、外場に対する応答の基本特性を 支配している。実際 の半導体ではこの秩序を崩す微量不純物が伝導特性、光学応答などの多くの物性 を支配する。ハッバードモデルで記述されることが多い強相関電子系では、電 子相関により金属から絶縁体に相転移する。これらは、あくまでも基底状態の話 である。強い光電磁場の導入により全電子が 大振幅に一斉運動をする状況下で は、強い電磁場と電子の間の相互作用が平衡状態で均衡する元々の電子間相互作 用をはるかに凌駕し、これまでの物性理論は適用できない。このように、特定 の相互作用が支配的な極限は、物理学的にクリーンな状況を意味し、その系を支 配する秩序や物理法則に物質の種類や不純物等の詳細によらない普遍則が出現 すると期待できる。  本講演では、固体の励起状態の基礎を解説した後、最近の代表的な実験の例を 述べる。特に京都大学ですすめている高強度テラヘルツ電磁場をもちいた半導 体やDirac電子系における研究を紹介する。