<<<「@」を「__AT__」に置き換えています>>> From: Chiho NONAKA Date: Thu, 9 Jul 2015 10:49:21 +0900 To: sg-l__AT__yukawa.kyoto-u.ac.jp, ntj-l__AT__yukawa.kyoto-u.ac.jp Subject: [Sg-l:1267] 第21回Heavy Ion Pub (7/24)のお知らせ 皆さま、 第21回 Heavy Ion Pub 開催(7月24日(金)13時於奈良女) をお知らせいたします。 皆さまの積極的な参加を歓迎致します。 事前参加申込は、必要ありませんので、ぜひお気軽にお立ち寄りください。 以下、奈良女の下村さんからのお知らせになります。 日時:2015年7月24日(金)13:00 より 場所:奈良女子大学(近鉄奈良駅から徒歩3分) 主題:J-PARCにおける重イオン物理 講師:中條 達也 氏(実験 筑波大学)、奈良 寧 氏(理論 国際教養大学) 詳細はおって連絡させていただきます。 今回から、奈良女子大学がHeavy Ion Pub幹事校に加わりまして、記念すべき初!奈良女開催です。 ぜひ皆様お誘い合わせの上、奈良へお越しください。 浅川正之(大阪大学)・志垣賢太(広島大学)・野中千穂(名古屋大学)・北沢正清(大阪大学)・下村真弥(奈良女子大学) ——————————————————————————————————— Heavy Ion Pub 概要: 2000 年から稼働中の BNL-RHIC における相対論的原子核衝突実験は、クォー ク・グルーオン・プラズマの物理について様々な知見をもたらしてきました。 また、2009 年末には CERN-LHC における実験がついに開始されました。し かしながら、これまでの実験で得られた数多くの知見の統一的な理解は未だ 十分とは言えません。LHC を迎えて実験と理論の相互理解も早急に必要になっ ています。この「Pub」では、現在活躍している若手を主体に十分な時間を 取ってインフォーマルな議論を行い、理論・実験の両面からの物理理解を目 指します。特に、「実験に合う理論 = よい理論」「理論に合う実験 = よい 実験」というような非物理的な議論に捉われないことが重要であると考えて います。さらに、相対論的重イオン衝突を中心におきながら、格子ゲージ理 論やより広く物性系の知見も取り入れることによって、より基本的な所から の理解を実現する場となることを目指しています。中・西日本地区を中心と し、主として大阪大学、広島大学、名古屋大学、奈良女子大学での「Heavy Ion Pub」の定期的な開催を計画しています。 %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% From: Chiho NONAKA Date: Thu, 16 Jul 2015 16:56:09 +0900 To: sg-l__AT__yukawa.kyoto-u.ac.jp, ntj-l__AT__yukawa.kyoto-u.ac.jp Subject: [Sg-l:1277] Heavy Ion Pub #21(再送) 皆さま、 再び第21回 Heavy Ion Pub 開催のお知らせです。 皆さまの積極的な参加を歓迎致します。 事前参加申込は、必要ありませんので、ぜひお気軽にお立ち寄りください。 日時:2015年7月24日(金)13:00 より 場所:奈良女子大学(E251) 主題:J-PARCにおける重イオン物理 講師:中條 達也 氏(実験 筑波大学)、奈良 寧 氏(理論 国際教養大学) 時間より早く着いてしまった方は、理学系C棟2階281号室に下村さんが いますので、そちらへいらしてください。 講演タイトルと概要は、以下の通りです。 ---------------------------------------------------------------------------------------------------- 講師 奈良 寧 氏(理論 国際教養大学) タイトル: 原子核衝突で生成される最高バリオン密度状態の微視的輸送モデルによる解析 概要: QCD 物質の状態方程式を理解するために、様々な入射エネルギーでの 高エネルギー重イオン衝突が行われ、 QGP 生成が始まる入射エネルギーや QCD 臨界点の位置等の転移自体の同定を目指している。また、重心エネルギーで 核子当たり 4-10GeV では、バリオン密度が非常に高い物質が生成されると期待され、 FAIR や J-PARC では、高バリオン密度領域の QCD 物質の研究が始まろうとしている。 本講演では、微視的輸送モデルJAMに平均場の効果を取り入れた新しいバージョン JAM-MFにより、反応の入射エネルギー依存性が、どこまでハドロンの自由度で理解 できるかをさぐり、最高バリオン密度状態生成のメカニズムを研究する。 JAM では、粒子生成は共鳴状態とストリングの生成と崩壊により記述される。 具体的には、Elab=2GeVから158GeVまでのパイオンや陽子のラピディティ分布と 横方向運動量分布の入射エネルギー依存性を比較した後、 RHIC の入射エネルギー依存実験における集団フロー、特にその非単調な 入射エネルギー依存性がハドロン輸送模型で説明できるかどうかを検証し、 どの入射エネルギーでハドロン自由度での理解が破綻するかを確かめる。 %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% 講師 中條 達也 氏(実験 筑波大学) タイトル:  J-PARC における重イオン衝突の物理  〜新たなアプローチによるQCD相図解明に向けて〜 概要: 近年、核子あたりの重心系衝突エネルギー sqrt(s_NN) = 5〜7 GeV 付近での重イオン衝突が再び 注目を浴びている。このエネルギー領域は、これまでの実験から、バリオン密度が最大(通常 原子核密度の 5-10 倍)なることが知られている。エネルギー領域的には古い(=90年代に到達済) のだが、現在ある最新の実験・測定技術を駆使することで、これまで測られていない物理量を精密に測定し、 様々な新しい物理が拓ける可能性がある。例えば、レプトン対をプローブとしたQCD相図の探査や、 臨界点探索などがそれにあたる。 またこの領域は、ストレンジネスが多数生成されることから、ハイパー核の物理とも関連が深い。 他にも、バリオン間相互作用、Hダイバリオン探査、 エキゾチックハドロン、バリオン揺らぎの測定 による相図の解明など、様々な新しい物理が期待される。 本講演では、これまでのAGS/SPS 加速器および RHIC/LHC 加速器による重イオン実験から分かった事、 分からなかったことを精査し、J-PARC加速器で重イオン衝突実験を行った場合、どのような物理が新たに 分かるのかを中心に説明する。最後に、現在の検討中である、J-PARC 重イオン加速計画と実験計画案に ついて述べる。 ---------------------------------------------------------------------------------------------------- > ——————————————————————————————————— > Heavy Ion Pub 概要: > 2000 年から稼働中の BNL-RHIC における相対論的原子核衝突実験は、クォー > ク・グルーオン・プラズマの物理について様々な知見をもたらしてきました。 > また、2009 年末には CERN-LHC における実験がついに開始されました。し > かしながら、これまでの実験で得られた数多くの知見の統一的な理解は未だ > 十分とは言えません。LHC を迎えて実験と理論の相互理解も早急に必要になっ > ています。この「Pub」では、現在活躍している若手を主体に十分な時間を > 取ってインフォーマルな議論を行い、理論・実験の両面からの物理理解を目 > 指します。特に、「実験に合う理論 = よい理論」「理論に合う実験 = よい > 実験」というような非物理的な議論に捉われないことが重要であると考えて > います。さらに、相対論的重イオン衝突を中心におきながら、格子ゲージ理 > 論やより広く物性系の知見も取り入れることによって、より基本的な所から > の理解を実現する場となることを目指しています。中・西日本地区を中心と > し、主として大阪大学、広島大学、名古屋大学、奈良女子大学での「Heavy > Ion Pub」の定期的な開催を計画しています。 > 浅川正之(大阪大学)・志垣賢太(広島大学)・野中千穂(名古屋大学) ・北沢正清(大阪大学)・下村真弥(奈良女子大学)