タイトル:「Spontaneous thermal Leptogenesis via Majoron oscillation」 概要: 宇宙線の観測により、現在の宇宙には反物質よりも物質の方が多く存在していることが分かっている。また、その差も素粒子標準模型では説明できないほど大きく、標準模型を超える物理が必要とされる。本講演では、宇宙全体に満ちた Nambu-Goldstone場 (Majoron) のコヒーレントな振動によりレプトン数の非対称性が生じ、最終的に宇宙のバリオン数非対称性を説明する、という可能性について議論する。