タイトル: 「混合複素スカラー WIMP 暗黒物質シナリオの検証可能性」 アブストラクト: 本講演では標準理論にアイソスピン2重項とアイソスピン1重項のイナート複素スカラー場を導入した拡張模型の現象論について議論する。 この種の模型では、二つの混合した中性複素スカラー粒子の軽い方がWIMP 暗黒物質の良い候補となる。 我々は現在の暗黒物質残存量、暗黒物質検出実験、コライダー実験の結果と矛盾しないパラメータ領域を見出した。 この許容パラメータ領域が将来の高エネルギー実験、宇宙観測でどの程度検証可能かを示す。 猶、本講演は M. Kakizaki, A. Santa and O. Seto, arXiv:1609.06555 [hep-ph]; M. Kakizaki, E. K. Park, J. h. Park and A. Santa, Phys. Lett. B 749, 44 (2015) に基づく。