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To: sg-l__AT__ml.yukawa.kyoto-u.ac.jp
From: Masakiyo Kitazawa
Date: Tue, 24 Sep 2019 17:14:20 +0900
Subject: [Sg-l:4520] 10/25 (Fri) Heavy Ion Pub #29

皆さま、

第 29 回 Heavy Ion Pub 研究会の案内をお送りします。
事前申込は不要です。
皆さまの積極的かつ気軽な参加を歓迎致します。

日時: 2019 年 10 月 25 日(金)15:00 から
場所: 広島大学理学部 E 棟 0 階 E002 講義室
交通アクセス: https://www.hiroshima-u.ac.jp/access/higashihiroshima
学内周辺地図: 
https://www.hiroshima-u.ac.jp/access/higashihiroshima/busstop_higashihiroshima/aca_1
Heavy Ion Pub web: http://hken.phys.nagoya-u.ac.jp/hip/

主セッション主題: 小さい衝突系の QGP 物理
講演(実験): 中川格さん(理研) ありえない !? 陽子陽子衝突系での QGP
講演(理論): 奈良寧さん(国際教養大) pp, pA, AA 
衝突のダイナミックスは同時に理解したか? QGP シミュレーションの理論の現状
学生ポスター発表(Pub セッション): 未定(4 名程度)

[ 中川格さんの講演概要 ]
高エネルギー重イオン衝突でクォーク・グルーオン・プラズマ(QGP)状態と考えられる高温高密度状態事を生成したと発表されて久しい。
現在までに重イオン衝突実験では、QGP 
物性のより成熟した精密測定の段階に入っている。
一方で、QGP を生成する必要条件の特定も QGP 研究の大きなテーマである。
その内の一つとして、重イオン同士の衝突ではなく、重イオンと陽子または軽イオン、または陽子同士の衝突で 
QGP が生成されるか、大きな関心となっている。
そもそも QGP を生成する必要条件である高密度状態を、わずか 3 
個の価クォークしかない陽子で起こせるとは誰も思っていなかった。
事の発端は、2010 年の CMS 実験のセンセーショナルな発表である。
CMS 実験では、陽子+陽子衝突で非常に高多重度(= 
ハードな衝突)の事象を選ぶと、驚くことに QGP 
特性の一つである楕円フロー現象が観測された。
この後、LHC と RHIC でこれら小さい衝突系での QGP 探索が精力的に行われ、QGP 
と矛盾しない観測結果が次々と報告されてきている。
本講演では小さい衝突系の実験の現状とその解釈に言及する。

[ 奈良寧さんの講演概要 ]
RHIC/LHC での重イオン(Au+Au, 
Pb+Pb)衝突により、ほとんど完全流体に近い物質ができていることが確認されたことになっている。
QGP 
の証拠としては、一般に衝突後に生成された高温高密度な系内での強い相互作用の結果である集団フローの生成(特に楕円フロー)があげられる。
一方、陽子-陽子衝突、陽子-重イオン衝突では、これまで、そのような強い相互作用の効果はほとんど無視できると考えられてきた。
しかし、最近、小さい系でも非常に高多重度の事象では、強い相互作用の効果が非常に強いと示唆される観測結果が報告された。
つまり、陽子-陽子でも金-金衝突と同じく QGP 
ができているように見える観測結果である。
この楕円フローの生成機構はなんだろうか?
例えば、カラーグラス凝縮(CGC)理論によれば、衝突した瞬間に生成されたグルーオンがすでに楕円フローの成分をもっている。
これまで QGP の証拠とされてきた楕円フローは実は QGP 
なしで説明できるのか、あるいは、やはり QGP 
の結果なのかを再考しなければならない。
本講演では、小さな系(pp, 
pA)の高多重度事象における実験結果と重イオン衝突のダイナミックスの理論的理解の現状を紹介する。

- - - - -
Heavy Ion Pub 概要:
2000 年から始まった BNL-RHIC 
における相対論的原子核衝突実験は、クォーク・グルーオン・プラズマの物理について様々な知見をもたらしました。
また、2009 年には CERN-LHC における実験が開始されました。
しかしながら、これまでの実験で得られた数多くの知見の統一的な理解は未だ十分とは言えません。
実験と理論の相互理解もこれまで以上に必要になっています。
この「Pub」では、現在活躍している若手を主体に十分な時間を取ってインフォーマルな議論を行い、理論・実験の両面からの物理理解を目指します。
特に、「実験に合う理論 = よい理論」「理論に合う実験 = 
よい実験」というような非物理的な議論に捉われないことが重要と考えています。
さらに、相対論的原子核衝突を中心におきながら、格子ゲージ理論やより広く物性系の知見も取り入れることによって、より基本的な所からの理解を実現する場となることを目指しています。
中・西日本地区を中心とし、主として大阪大学、広島大学、名古屋大学、奈良女子大学での「Heavy 
Ion Pub」の定期的な開催を計画しています。

浅川正之(大阪大学)・北沢正清(大阪大学)・志垣賢太(広島大学)・下村真弥(奈良女子大学)・野中千穂(名古屋大学)
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To: sg-l__AT__ml.yukawa.kyoto-u.ac.jp
From: Masakiyo Kitazawa
Date: Wed, 16 Oct 2019 17:49:31 +0900
Subject: [Sg-l:4572] Re: 10/25 (Fri) Heavy Ion Pub #29

皆さま、

標記研究会が来週 10/25(金)に迫り、またポスター発表者が決まりましたので、再度ご案内致します。

日時: 2019 年 10 月 25 日(金)15:00 から
場所: 広島大学理学部 E 棟 0 階 E002 講義室

主セッション:小さい衝突系の QGP 物理
   中川 格(理研、実験)ありえない !? 陽子陽子衝突系での QGP
   奈良 寧(国際教養大、理論)pp, pA, AA 衝突のダイナミックスは同時に理解したか? QGP シミュレーションの理論の現状
Pub セッション:ポスター講演
   清水勇希(名古屋大学 D3、理論)ヘビークォークスピン対称性に基づくエキゾチックハドロンのスピン多重項構造
   三浦崇寛(大阪大学 D2、理論)クォークグルーオンプラズマ中のクォーコニウムの量子散逸過程
   山川皓生(広島大学 D3、実験)The Detector Control System of the Muon Forward
Tracker for the ALICE experiment at LHC

交通アクセス:https://www.hiroshima-u.ac.jp/access/higashihiroshima
学内周辺地図:https://www.hiroshima-u.ac.jp/access/higashihiroshima/busstop_higashihiroshima/aca_1
Heavy Ion Pub web:http://hken.phys.nagoya-u.ac.jp/hip/

事前申込は不要です。
ご参加お待ち致しております。

浅川正之(大阪大学)・北沢正清(大阪大学)・志垣賢太(広島大学)・下村真弥(奈良女子大学)・野中千穂(名古屋大学)
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     Kenta Shigaki                 email:shigaki__AT__hiroshima-u.ac.jp
     Hiroshima University                   facebook: kenta.shigaki
     Experimental Quark Physics Lab.              twitter: shigakik
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2019年9月24日(火) 17:04 Kenta Shigaki:

> 原子核談話会の皆さま、
>
> 第 29 回 Heavy Ion Pub 研究会の案内をお送りします。
> 事前申込は不要です。
> 皆さまの積極的かつ気軽な参加を歓迎致します。
>
> 日時: 2019 年 10 月 25 日(金)15:00 から
> 場所: 広島大学理学部 E 棟 0 階 E002 講義室
> 交通アクセス:https://www.hiroshima-u.ac.jp/access/higashihiroshima
> 学内周辺地図:https://www.hiroshima-u.ac.jp/access/higashihiroshima/busstop_higashihiroshima/aca_1
> Heavy Ion Pub web:http://hken.phys.nagoya-u.ac.jp/hip/
>
> 主セッション主題: 小さい衝突系の QGP 物理
> 講演(実験): 中川格さん(理研) ありえない !? 陽子陽子衝突系での QGP
> 講演(理論): 奈良寧さん(国際教養大) pp, pA, AA 衝突のダイナミックスは同時に理解したか? QGP シミュレーションの理論の現状
> 学生ポスター発表(Pub セッション): 未定(4 名程度)
>
> [ 中川格さんの講演概要 ]
> 高エネルギー重イオン衝突でクォーク・グルーオン・プラズマ(QGP)状態と考えられる高温高密度状態事を生成したと発表されて久しい。
> 現在までに重イオン衝突実験では、QGP 物性のより成熟した精密測定の段階に入っている。
> 一方で、QGP を生成する必要条件の特定も QGP 研究の大きなテーマである。
> その内の一つとして、重イオン同士の衝突ではなく、重イオンと陽子または軽イオン、または陽子同士の衝突で QGP が生成されるか、大きな関心となっている。
> そもそも QGP を生成する必要条件である高密度状態を、わずか 3 個の価クォークしかない陽子で起こせるとは誰も思っていなかった。
> 事の発端は、2010 年の CMS 実験のセンセーショナルな発表である。
> CMS 実験では、陽子+陽子衝突で非常に高多重度(= ハードな衝突)の事象を選ぶと、驚くことに QGP 特性の一つである楕円フロー現象が観測された。
> この後、LHC と RHIC でこれら小さい衝突系での QGP 探索が精力的に行われ、QGP と矛盾しない観測結果が次々と報告されてきている。
> 本講演では小さい衝突系の実験の現状とその解釈に言及する。
>
> [ 奈良寧さんの講演概要 ]
> RHIC/LHC での重イオン(Au+Au, Pb+Pb)衝突により、ほとんど完全流体に近い物質ができていることが確認されたことになっている。
> QGP の証拠としては、一般に衝突後に生成された高温高密度な系内での強い相互作用の結果である集団フローの生成(特に楕円フロー)があげられる。
> 一方、陽子-陽子衝突、陽子-重イオン衝突では、これまで、そのような強い相互作用の効果はほとんど無視できると考えられてきた。
> しかし、最近、小さい系でも非常に高多重度の事象では、強い相互作用の効果が非常に強いと示唆される観測結果が報告された。
> つまり、陽子-陽子でも金-金衝突と同じく QGP ができているように見える観測結果である。
> この楕円フローの生成機構はなんだろうか?
> 例えば、カラーグラス凝縮(CGC)理論によれば、衝突した瞬間に生成されたグルーオンがすでに楕円フローの成分をもっている。
> これまで QGP の証拠とされてきた楕円フローは実は QGP なしで説明できるのか、あるいは、やはり QGP の結果なのかを再考しなければならない。
> 本講演では、小さな系(pp, pA)の高多重度事象における実験結果と重イオン衝突のダイナミックスの理論的理解の現状を紹介する。
>
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> Heavy Ion Pub 概要:
> 2000 年から始まった BNL-RHIC における相対論的原子核衝突実験は、クォーク・グルーオン・プラズマの物理について様々な知見をもたらしました。
> また、2009 年には CERN-LHC における実験が開始されました。
> しかしながら、これまでの実験で得られた数多くの知見の統一的な理解は未だ十分とは言えません。
> 実験と理論の相互理解もこれまで以上に必要になっています。
> この「Pub」では、現在活躍している若手を主体に十分な時間を取ってインフォーマルな議論を行い、理論・実験の両面からの物理理解を目指します。
> 特に、「実験に合う理論 = よい理論」「理論に合う実験 = よい実験」というような非物理的な議論に捉われないことが重要と考えています。
> さらに、相対論的原子核衝突を中心におきながら、格子ゲージ理論やより広く物性系の知見も取り入れることによって、より基本的な所からの理解を実現する場となることを目指しています。
> 中・西日本地区を中心とし、主として大阪大学、広島大学、名古屋大学、奈良女子大学での「Heavy Ion Pub」の定期的な開催を計画しています。
>
> 浅川正之(大阪大学)・北沢正清(大阪大学)・志垣賢太(広島大学)・下村真弥(奈良女子大学)・野中千穂(名古屋大学)
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>      Kenta Shigaki                 email:shigaki__AT__hiroshima-u.ac.jp
>      Hiroshima University                   facebook: kenta.shigaki
>      Experimental Quark Physics Lab.              twitter: shigakik
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From: 野中千穂
Date: Mon, 9 Dec 2019 14:37:15 +0900
To: sg-l__AT__yukawa.kyoto-u.ac.jp, ml-np__AT__rcnp.osaka-u.ac.jp, ntj-l__AT__yukawa.kyoto-u.ac.jp, qcdmof__AT__cns.s.u-tokyo.ac.jp
Subject: [Sg-l:4731] post QM (12/22__AT__名古屋)のお知らせ

皆様

第37回Heavy Ion Cafe並びに第30回Heavy Ion Pub合同研究会として 
国際会議Quark Matter 2019で報告されたRHIC/LHCの 高エネルギー
重イオン衝突プログラム実験、理論の最前線について 議論や検討の場を設けます。 
皆様のご参加を歓迎いたします。

期日:12月22日(日)12時半開始
場所:名古屋大学ES総合館6階(C2④)
          素粒子宇宙起源研究研究所 理学シンポジア(635)
http://www.nagoya-u.ac.jp/access-map/

12:30-13:15 浜垣秀樹 (長崎総合科学大)  
       Topics in QM2019
15分休憩

13:30-14:15 江角晋一	(筑波) 
      ソフト、小さい系から(実験)
14:15-15:00 平野哲文 (上智)
      ソフト、小さい系から(理論)
15分休憩
15:15-16:00 関畑大貴 (東大CNS) 
     ハード・電磁プローブで探るQGP物性(実験)
16:00-16:45 藤井宏次 (東大駒場)
     ハードプローブ(ジェット、重いクォーク、光子、レプトン生成)理論研究の進展
15分休憩
17:00-18:00 若手によるフラッシュトーク
・大佐古拓海(広島)
Sensitivity to detect ultra-intense magnetic field in Pb-Pb
collisions via dimuon polarization measurement at the ALICE experiment
・中村幸輝(名古屋)
Study on QGP bulk property in small system
・黒木健志(上智)
Effects of hydrodynamic fluctuations on azimuthal flow in
ultra-central heavy-ion collisions
・佐藤優里(筑波)
Centrality determination with the Event Plane Detector for fluctuation measurements from STAR
・港陽子(奈良女)
Performance evaluation of a Forward Calorimeter for the ALICE upgrade

18:30  懇親会開始

江角・野中