タイトル: ヒッグス・インフレーションで探る(量子)重力形式の違い アブストラクト: ヒッグス・インフレーションは現在の宇宙背景マイクロ波輻射の観測に対する 最良適合を与えるシナリオの一つである。重力には普通の計量形式の他に、パ ラティニ形式とよばれる、接続をも力学変数として扱う定式化がある。局所ロ ーレンツ不変性に基づき、後者の理論的な望ましさについて議論する。アイン シュタイン重力に置いては計量形式とパラティニ形式の両者は完全に同等の理 論であるが、ヒッグス・インフレーションにおいては、ヒッグス場と重力の非 最小結合により、物理的に異なる理論となる。両者のヒッグス・インフレーシ ョンにおけるゆらぎの出方の違いを示し、パラティニ形式においては、微小な 高次元演算子に対して、理論の予言が不安定となることを示す。