タイトル: Majorana neutrino masses in gauge-Higgs unification アブストラクト: 大型ハドロン加速器(LHC)にてヒッグス粒子が発見され質量も測定された。標準模型ではヒッグス質量は 自由変数であり予言できない。そこで標準模型を超える理論ではヒッグス質量が予言可能である事が望まれる。 今の所そのような理論は多くは知られていない。その中でおそらく最も綺麗にヒッグス質量を予言するものに ゲージ・ヒッグス統一理論(Gauge-Higgs unification)がある。同理論は高次元時空上のゲージ理論 でありゲージ場の余剰次元成分がヒッグス場と同定される。高次元のゲージ対称性によりヒッグス質量が予言 可能となる。また標準模型では説明できない唯一の確立した実験事実はニュートリノの微小な有限質量である。 そこで本研究ではゲージ・ヒッグス統一理論が4次元有効理論において標準模型に加えてニュートリノの マヨラナ型微小質量を自然に導出する機構を探索した。二つのモデルクラスを見つけた。第1クラスでは 随伴表現のフェルミオン場が導入されて、第2クラスでは基本表現のフェルミオン場とスカラー場が導入される。 各クラスにおいて具体的モデルを構築した。第1モデルでは通常4次元でのシーソー機構 (Seesaw mechanism)におけるタイプIとIIIの混合機構が働いてニュートリノ微小質量が自然に生成 される。第2モデルでは逆シーソー機構(Inverse seesaw mechanism)により生成される。ニュートリノ 質量の測定実験やシーソー機構などの基本的説明も含めて紹介したい。 文献 -PTEP(2018)073B01 (arXiv:1804.04270 [hep-ph]) -PoS(CORFU2018)043 (arXiv:1904.12750 [hep-ph])