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From: Masakiyo Kitazawa
Date: Mon, 31 Aug 2020 20:03:36 +0900
Subject: [Sg-l:5172] Heavy Ion Pub #31 のお知らせ
皆さま、
第31回 Heavy Ion Pub 研究会の案内をお送りします。
オンライン開催となりますが、定例のPubセッションも開催予定です。
皆さまの積極的かつ気軽な参加を歓迎致します。
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日時: 2020年 9月28日(月)15:00 から
オンライン開催(Zoomを利用予定。詳細は参加登録者に追って連絡します)
Heavy Ion Pub web: http://hken.phys.nagoya-u.ac.jp/hip/
参加希望者は、以下のサイトから前日までに参加登録をお願い致します:
https://forms.gle/MdeHd2yYDayEYkeYA
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■主セッション
主題「高エネルギー原子核衝突初期の強い場・渦」
講演(理論): 田屋英俊さん (慶応大学) 「高エネルギー重イオン衝突初期における強い場の物理の現状」
講演(実験): 新井田貴文さん(筑波大学)
「高エネルギー原子核衝突で生成される渦と偏極」
■Pubセッション(オンラインにて。18:00〜)
講演タイトルと概要は、以下の通りです。
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田屋英俊さん(慶応大学)
「高エネルギー重イオン衝突初期における強い場の物理の現状」
高エネルギー重イオン衝突は、現宇宙で最強の場(カラー場、電磁場、渦度場)を
生成する。これら強い場は、Schwinger機構や真空複屈折などの基礎過程を検証
する絶好の機会を与える。また、クォークグルーオンプラズマ生成ダイナミクス
などの重イオン衝突の様々な物理過程でも重要な役割を果たす。本講演では、こ
うした重イオン衝突初期における強い場の物理の現状について、関連分野での発
展も含め(主観的に)レビューする。
新井田貴文さん(筑波大学)
「高エネルギー原子核衝突で生成される渦と偏極」
高エネルギー原子核衝突、特に非中心衝突では、生成物質が初期軌道角運動量を
持つと考えられる。スピン-軌道相互作用により、この”渦”は生成粒子のスピンを一方向へと偏極させる。近年、RHIC-STAR実験においてラムダ粒子のグローバ
ル偏極が観測され、原子核衝突で生成される渦度が観測史上最速であることが判
明した。この渦は原子核衝突の初期状態やダイナミクスを理解する上でも重要で
ある。また、初期に作られる強磁場およびそれに誘起されるカイラル対称性に関
する様々な物理現象とも密接に関係している。
本講演では、渦に関する最新の実験結果について報告し、現状の課題や今後の方
向性について議論する。
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Heavy Ion Pub 概要:
2000 年から稼働中の BNL-RHIC における相対論的原子核衝突実験は、クォー
ク・グルーオン・プラズマの物理について様々な知見をもたらしてきました。
また、2009 年末には CERN-LHC における実験がついに開始されました。し
かしながら、これまでの実験で得られた数多くの知見の統一的な理解は未だ
十分とは言えません。LHC を迎えて実験と理論の相互理解も早急に必要になっ
ています。この「Pub」では、現在活躍している若手を主体に十分な時間を
取ってインフォーマルな議論を行い、理論・実験の両面からの物理理解を目
指します。特に、「実験に合う理論 = よい理論」「理論に合う実験 = よい
実験」というような非物理的な議論に捉われないことが重要であると考えて
います。さらに、相対論的重イオン衝突を中心におきながら、格子ゲージ理
論やより広く物性系の知見も取り入れることによって、より基本的な所から
の理解を実現する場となることを目指しています。中・西日本地区を中心と
し、主として大阪大学、広島大学、名古屋大学、奈良女子大学での「Heavy
Ion Pub」の定期的な開催を計画しています
浅川正之(大阪大学)・北沢正清(大阪大学)・志垣賢太(広島大学)・下村真弥(奈良女子大学)・野中千穂(名古屋大学)