<<<「@」を「__AT__」に置き換えています>>>

From: Yoshimasa Hidaka
Date: Thu, 3 Sep 2020 16:24:03 +0900
To: sg-l__AT__yukawa.kyoto-u.ac.jp, ml-np__AT__rcnp.osaka-u.ac.jp, qcdmof__AT__cns.s.u-tokyo.ac.jp
Subject: [Sg-l:5185] KEK連携コロキウムのお知らせ

皆様,

2020年9月24日(木) に行われるKEK連携コロキウムのお知らせのお知らせです.
KEK連携コロキウムでは,実験と理論,素粒子と物性など,
互いに相補的な分野の異なる視点を持ち寄って,
気軽にアイディアを出しあえるような場を提供しています.
分野の垣根を越えた積極的な交流を通じて,新しい科学の創出をめざします.
今年度初回は,東京大学 物性研究所の岡 隆史氏をお招きして
「物質科学と高エネルギー物理が拓く非平衡物理のフロンティア」
というタイトルで非平衡物理の観点から,物性物理,
素粒子原子核物理を横断する講演をしていただきます.
今回は,Zoomを用いてオンラインで行います.参加希望の方は,お手数ですが,
https://research.kek.jp/people/hidaka/colloquium/#registration

よりご登録ください.様々な分野からの参加をお待ちしております.

--------
タイトル: 物質科学と高エネルギー物理が拓く非平衡物理のフロンティア
日時: 2020年9月24日(木)  16:00-
講演者: 岡 隆史 氏
所属: 東京大学 物性研究所,マックスプランク複雑物理学研究所
開催場所: オンライン(Zoom)
アブストラクト:
ディラック・ワイル半金属など多彩な量子物質の発見により、物性物理と
高エネルギー物理の間の分野間交流は理論のみならず実験も含め近年盛んになってい
る。分野によって視点が異なるため、俯瞰的にみることで思いもよらない発見があり
える。本講演では強力な電場で駆動されたディラック・ワイル系を舞台として、講演
者が関わった非平衡物理の研究について紹介する。特に現象のエッセンスとなる「か
らくり」について、できるだけ分かりやすく紹介したい。従来の物質の光応答の理解
は摂動論的である。そこではエネルギー保存則や光学選択則が現象理解の基礎となっ
ている。ところが、電場が強くなると摂動展開や保存則は破綻し、時間変動する系特
有の動的現象がおきはじめる。そのような例として、①粒子・反粒子対のシュイン
ガー機構による対生成、②フェルミ球の運動や変形に伴う非摂動的トポロジカル電流
の発生、③周期駆動外場によるフロッケ・トポロジカル状態の実現などがあげられ
る。1つの物理系で、これらの複数の現象を、複数の手法(自由場の理論、古典ボル
ツマン方程式、ホログラフィーなど)で研究していくと、共通点や差異などがみえる
とともに、新しい”非平衡物理の学理”がおぼろげに浮かび上がってくる。
------------------------------------------------------------------------
今後の予定 http://research.kek.jp/people/hidaka/colloquium/

世話人 磯暁,日高義将,宇野彰二,三原智(KEK素核研)
岩野薫,門野良典,村上洋一(KEK物構研)
連絡先: hidaka__AT__post.kek.jp
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
From: Yoshimasa Hidaka
Date: Thu, 3 Sep 2020 17:26:21 +0900
To: sg-l__AT__yukawa.kyoto-u.ac.jp, ml-np__AT__rcnp.osaka-u.ac.jp, qcdmof__AT__cns.s.u-tokyo.ac.jp
Subject: [Sg-l:5186] [再送] KEK連携コロキウムのお知らせ

皆様,

先程お送りしたKEK連携コロキウムの案内のメールの
参加登録のハイパーリンク先が表示と違っていました.
正しくは,
https://research.kek.jp/people/hidaka/colloquium/#registration
です.

日高
------------
KEK, 素粒子原子核研究所理論センター


------------------------------------------------------------
皆様,

2020年9月24日(木) に行われるKEK連携コロキウムのお知らせのお知らせです.
KEK連携コロキウムでは,実験と理論,素粒子と物性など,
互いに相補的な分野の異なる視点を持ち寄って,
気軽にアイディアを出しあえるような場を提供しています.
分野の垣根を越えた積極的な交流を通じて,新しい科学の創出をめざします.
今年度初回は,東京大学 物性研究所の岡 隆史氏をお招きして
「物質科学と高エネルギー物理が拓く非平衡物理のフロンティア」
というタイトルで非平衡物理の観点から,物性物理,
素粒子原子核物理を横断する講演をしていただきます.
今回は,Zoomを用いてオンラインで行います.参加希望の方は,お手数ですが,
https://research.kek.jp/people/hidaka/colloquium/#registration
よりご登録ください.様々な分野からの参加をお待ちしております.

--------
タイトル: 物質科学と高エネルギー物理が拓く非平衡物理のフロンティア
日時: 2020年9月24日(木)  16:00-
講演者: 岡 隆史 氏
所属: 東京大学 物性研究所,マックスプランク複雑物理学研究所
開催場所: オンライン(Zoom)
アブストラクト:
ディラック・ワイル半金属など多彩な量子物質の発見により、物性物理と
高エネルギー物理の間の分野間交流は理論のみならず実験も含め近年盛んになってい
る。分野によって視点が異なるため、俯瞰的にみることで思いもよらない発見があり
える。本講演では強力な電場で駆動されたディラック・ワイル系を舞台として、講演
者が関わった非平衡物理の研究について紹介する。特に現象のエッセンスとなる「か
らくり」について、できるだけ分かりやすく紹介したい。従来の物質の光応答の理解
は摂動論的である。そこではエネルギー保存則や光学選択則が現象理解の基礎となっ
ている。ところが、電場が強くなると摂動展開や保存則は破綻し、時間変動する系特
有の動的現象がおきはじめる。そのような例として、①粒子・反粒子対のシュイン
ガー機構による対生成、②フェルミ球の運動や変形に伴う非摂動的トポロジカル電流
の発生、③周期駆動外場によるフロッケ・トポロジカル状態の実現などがあげられ
る。1つの物理系で、これらの複数の現象を、複数の手法(自由場の理論、古典ボル
ツマン方程式、ホログラフィーなど)で研究していくと、共通点や差異などがみえる
とともに、新しい”非平衡物理の学理”がおぼろげに浮かび上がってくる。
------------------------------------------------------------------------
今後の予定 http://research.kek.jp/people/hidaka/colloquium/

世話人 磯暁,日高義将,宇野彰二,三原智(KEK素核研)
岩野薫,門野良典,村上洋一(KEK物構研)
連絡先: hidaka__AT__post.kek.jp
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
From: Yoshimasa Hidaka
Date: Thu, 3 Dec 2020 10:08:34 +0900
To: sg-l__AT__yukawa.kyoto-u.ac.jp, ml-np__AT__rcnp.osaka-u.ac.jp,
        qcdmof__AT__cns.s.u-tokyo.ac.jp, ntj-l__AT__yukawa.kyoto-u.ac.jp
Subject: [Sg-l:5441] 第16回KEK連携コロキウム

皆様,
第16回KEK連携コロキウムのお知らせです.
KEK連携コロキウムでは,実験と理論,素粒子と物性など,
互いに相補的な分野の異なる視点を持ち寄って,
気軽にアイディアを出しあえるような場を提供しています.
分野の垣根を越えた積極的な交流を通じて,新しい科学の創出をめざします.
第16回は,宮下精二 氏(日本物理学会、東大物性研)をお招きして,
身近な磁石についてお話しいただきます.
講演は,Zoomを用いてオンラインで行います.参加希望の方は,お手数ですが,
https://research.kek.jp/people/hidaka/colloquium/#registration

よりご登録ください.参加をお待ちしております.

日時: 2020年12月10日 16:00-
タイトル: 磁石への微視的モデルからのアプローチ −有限温度での保磁力解析−
講演者: 宮下 精二 氏 (日本物理学会、東大物性研)
アブストラクト: 磁石、つまり永久磁石は身近な物質であり、モーターや
記録媒体などの多くの機器で重要な役割を果たしている。その機構解明、
高性能化に向けて盛んに研究が進められている。特にその温度依存性の解
明は重要課題になっている。しかし、そこには現在の物理学の方法では取
り扱いが困難な多くの興味深い問題を含まれている。この問題への我々の
試みを紹介する。ここでは、現在最強の磁石であるNd2Fe14Bを取り上げ
る。 まず、温度効果を取り入れるため原子描像からのハミルトニアンを構
築し、それによって、磁化や異方性エネルギーなど熱力学的諸量を通常の
統計力学的な手法で求め、対応する実験値を確認した。さらにそのハミル
トニアンを用いて、ドメイン壁構造やFMR(強磁性共鳴)など平衡状態での
諸量の解析も行った。原子論的なハミルトニアンを用いることで、各構成
原子それぞれの磁化の温度変化や、結晶軸方向依存性など諸量に関しても
情報が得られるようになった。 磁石の重要な性質は保磁力であるが、その
有限温度に関しては、上記の熱力学諸量とはちがい、理論的な定式化がな
されておらず、詳しい定量的解析は行われていなかった。この問題は準安
定状態の緩和の問題であり、その崩壊はいわゆるスピノーダル過程とみな
されるが、短距離力相互作用系では核生成過程のため、真の意味での特異
性を持たない。そのため、見かけ上のスピノーダル過程を定式化しなくて
はならないという困難な問題がある。そこでは緩和時間と観測手法、観測
時間の関係が重要になる。この問題に対し、我々はまず、ナノサイズ(数十
nm) グレインでの系での緩和現象を有限温度LLG方程式の方法や、Wang
-Landau法を用いたモンテカルロ法によって得られた磁化の関数としての自
由エネルギー関数を用いる方法を開発し、磁化逆転の緩和時間が1秒となる
逆磁場の大きさを求め、その温度依存性を定量的に求めることができた。
さらに、グレインの大きさが大きくなると、双極子相互作用のため、いわ
ゆる多磁区構造が現れる。このような現象を解析するため、この物質のよ
うな複雑な単位胞構造をもつ系で有効に働くMSCO (modified-stochastic-
cutoff)法を開発し、多磁区構造を持つ系での保磁力機構についても解析した。
さらに、磁石は、グレインの集合体であり、その集団としての保磁力機構
の解析の試みについても触れたい。

その他詳細は
https://research.kek.jp/people/hidaka/colloquium/
を御覧ください.


日高義将
----
Institute of Particle and Nuclear Studies, KEK
1-1 Oho, Tsukuba, Ibaraki 305-0801 Japan
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
From: Yoshimasa Hidaka
Date: Tue, 12 Jan 2021 10:14:31 +0900
To: sg-l__AT__yukawa.kyoto-u.ac.jp, ml-np__AT__rcnp.osaka-u.ac.jp,
        ntj-l__AT__yukawa.kyoto-u.ac.jp, qcdmof__AT__cns.s.u-tokyo.ac.jp
Subject: [Sg-l:5536] 第17回KEK連携コロキウム (2月12日 笠 真生 氏)

皆様,

第17回KEK連携コロキウムのお知らせです.
KEK連携コロキウムでは,実験と理論,素粒子と物性など,
互いに相補的な分野の異なる視点を持ち寄って,
気軽にアイディアを出しあえるような場を提供しています.
分野の垣根を越えた積極的な交流を通じて,新しい科学の創出をめざします.

第17回は,トポロジカル物性の分野において第一線で世界的にご活躍されている
笠 真生 氏(Princeton大学)をお招きして「トポロジカル相と部分転置」
というタイトルで話をしていただきます.

講演は,Zoomを用いてオンラインで行います.
ご興味がある方は,
https://research.kek.jp/people/hidaka/colloquium/#next
から参加登録をお願い致します.

アメリカとの時差の関係でいつもと講演開始時間が異なります.
午前中の開催となりますのでご注意ください.
皆様のご参加お待ちしております.

------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
タイトル: トポロジカル相と部分転置
日時: 2月12日(金) 10:00- (JST)
場所:  Online (Zoom)
講演言語: 日本語
講演者: 笠 真生 氏
所属: Department of Physics, Princeton University
アブストラクト: 量子多体系では、古典系との類似を持たない様々な創発的な現象が
実現されうる。通常の自発的対称性の破れで特徴づけられない、トポロジカル相はそ
の一例である。本講演では、部分転置とよばれる量子情報理論で使われる操作を使っ
て、トポロジカル相の様々な性質を議論する。一例として、部分転置を使って時間反
転対称性で保護されたトポロジカル相(トポロジカル絶縁体など)のトポロジカル不
変量を構成できることを示す。この不変量は、よく議論される自由電子系(バンド理
論)におけるトポロジカル不変量(例えばKane-Meleによるもの)とは異なり、相互
作用がある系にも適用される。部分転置は、また、エンタングルメントネガティビテ
ィと呼ばれる混合状態に対する量子もつれの測度の構成にも使うことができる。講演
では、トポロジカル相に存在する準粒子であるエニオンの性質を、エンタングルメン
トネガティビティを使って議論する。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
今後の予定 http://research.kek.jp/people/hidaka/colloquium/


世話人 磯暁,宇野彰二,日高義将,三原智(KEK素核研)
雨宮健太,岩野薫,門野良典,村上洋一(KEK物構研)
連絡先: hidaka__AT__post.kek.jp