<<<「@」を「__AT__」に置き換えています>>> From: Akira Ohnishi Date: Wed, 6 Oct 2021 18:35:09 +0900 To: sg-l, ml-np Subject: [Sg-l:6140] 基研集中講義案内(福嶋健二氏, 10/11-13) 素粒子論グループ、および核物理懇談会の皆様、 来週基研で行われる福嶋健二氏の集中講義と基研セミナーの案内をさせていただきます。 集中講義 https://www.yukawa.kyoto-u.ac.jp/seminar/s52898 セミナー https://www.yukawa.kyoto-u.ac.jp/seminar/s52906?lang=en-GB ズームURLを希望される方は、 https://forms.gle/Dc3cyNY3TPUmcsge7 から request をお願いします。 登録していただいた方には講義開始前日(10/10)の夕方頃、URLをお送りします。 (既にご存知の方は必要ありません。) 以下、講義の内説明です。 *------------------------------------------------------- 基礎物理学研究所物理学第二特別講義1 「高温高密度カイラルスピン物質の理論」 (講師) 福嶋健二氏(東京大学大学院理学系研究科・教授) (日程) 10月11日(月) 10:30-12:00, 13:30-15:00, 15:30-17:00 10月12日(火) 10:30-12:00, 13:30-15:00, 15:30-17:00 10月13日(水) 10:30-12:00, 15:00-16:00 (セミナー) (開催形式) 基礎物理学研究所研究棟K206セミナー室とオンラインのハイブリッド形式で行います。 (授業の概要・目的) 相対論的重イオン衝突実験で生成される高温・高密度物質は、衝突がずれて起こるときには強い磁場や大きな角速度を持った特殊な物理系になっている。また温度が十分に高いため、カイラル対称性が回復し、軽いクォークから成るカイラル物質になっている。ここ10年ほどで強い磁場を入れたカイラルクォーク物質の性質は精力的に研究され、多くの非自明な発見をもたらした一方で、回転についてはまだ研究の端緒についたばかりである。本講義では、強い磁場の物理と対比しながら、場の量子論で回転を扱い、回転するカイラルクォーク物質すなわちカイラルスピン物質にはどんな面白い物理が期待されているのか、そして計算上、どんな技術的困難があるのか、最近の研究を紹介しながら詳しく解説する。 (到達目標) 場の量子論の回転系での取扱いを習得する。よく知られているカイラル渦効果(回転する有限温度密度系で誘起される軸性ベクトル期待値)から始めて、相図への影響、因果律による制限、ゲージ理論における相対論的なスピン、軌道角運動量の同定について学ぶ。 (授業計画と内容) 1--導入:高エネルギー原子核でどうして強い磁場、大きな角速度が面白いのか?(1コマ) 2--基礎:場の量子論による強い磁場、大きな角速度の取扱い(2コマ) 3--実践:クォーク物質への応用(カイラル凝縮、相図への影響)(2コマ) 4--発展:相対論的な物理系におけるスピン、軌道角運動量分解の問題(2コマ) 5--拡張:類似する物理系(円偏光電磁場など)との関係(1コマ) *---------------------------------------------------------- 大西明 (京大基研) -- Akira OHNISHI http://www2.yukawa.kyoto-u.ac.jp/~akira.ohnishi/