タイトル: 4次元 Z_2 格子ゲージ理論における非可逆なトポロジカル欠陥 アブストラクト: 近年、トポロジカルな欠陥の見方を用いた、対称性の概念の拡張に関する研究が盛んに 行われ、大きく発展しようとしている。その一つの方向が、非可逆対称性である。これ まで非可逆対称性は2次元の理論で主に研究され、大きな成果を挙げてきたが、それに 比べて4次元での非可逆対称性は理解が進んでいない。今回、我々は4次元の純粋 Z_2 格子ゲージ理論におけるトポロジカルな欠陥を研究した。この理論は、1形式 Z_2 中心 対称性とKramers-Wannier-Wegner(KWW)双対性を持っている。我々は、Aasen, Mong, Fendley が2次元Ising模型で構成したのと同様の方法で、これらの Z_2 対称性と KWW双対性に対応するトポロジカルな欠陥を構成した。その結果、KWW双対性欠陥は 非可逆であることが判明した。つまり、この理論のKWW双対性は従来の意味での対称性 ではないことが分かった。また、我々はこれらのトポロジカル欠陥の間のジャンク ションを構成し、それを用いて交差関係式を導出した。これらの交差関係式を用いて、 これらのトポロジカル欠陥の配位の期待値をいくつか計算した。 キーワード:非可逆対称性、トポロジカル欠陥 講師の専門分野(研究テーマ):素粒子理論、超弦理論、場の理論