スピーカー:Juan William Pedersen (東大駒場)

タイトル:量子計算における可積分スピン鎖の保存量

アブストラクト:
本セミナーでは、spin-1/2 XXX model の量子シミュレーションの結果について紹介
する。我々はまず、トロッター誤差の制御を可能にする可積分トロッター化アルゴ
リズムを量子回路として実装した。このアルゴリズムに基づき、(修正された)XXX
model の保存量の期待値の時間発展を、量子コンピュータ・古典シミュレータの両方
で計算した。我々の結果は、NISQデバイスを用いて場の理論を計算する際の量子
ノイズの影響やその取り扱い方を理解する上で役立つと考えられる。さらに、高次
保存チャージの測定は将来的に量子デバイス/アルゴリズムのベンチマークに利用
されることが期待される。このセミナーは、丸吉一暢、奥田拓也、鈴木了、山崎雅人、
吉田豊氏との共同研究に基づく。