スピーカー:坂本 純一 (トリノ大学PD)

タイトル:4次元Chern-Simons理論における2次元可積分場の理論の格子離散化

アブストラクト:
近年、(1+1)次元可積分格子模型だけでなく、2次元古典可積分場の理論も系統的に
記述できる枠組みとして4次元Chern-Simons(CS)理論が、Costello,Yamazaki,Witten達
によって提唱された。本講演では、この4次元CS理論の枠内で2次元の可積分な場の
理論と格子模型の関係を格子離散化の観点から議論する。2次元可積分場の理論は、
4次元CS理論をいくつかの2次元surface defectに結合することによって実現される
ことが知られており、2次元場の理論の格子離散化は、各2次元 defectの1次元
defectへの離散化として理解可能である。さらに、得られた1次元 defectはWilson線
に双対化され、離散化されたdefectの格子が可積分格子模型を実現することを示す。
我々の離散化手続きは、広いクラスの可積分モデルに対して系統的に働き、可積分
場の理論間の新しい双対性の豊かな網を発見可能なものにする。
本講演は、IPMUのMeer Ashwinkumar と山崎 雅人氏との共同研究に基づく。