スピーカー:三宅 晶子 (茨城高専) タイトル:銀河宇宙線の太陽変調 −関連学術研究と最新観測結果・理論研究の紹介− アブストラクト: 太陽圏に進入したエネルギー数10GeV程度以下の銀河宇宙線は、太陽圏全体に広がる太陽 風や惑星間空間磁場の影響を受けて強度変動する。銀河宇宙線の太陽変調と呼ばれるこの 現象は、局所星間空間における銀河宇宙線エネルギースペクトルや地球大気で生成される 二次宇宙線に不定性を生む要因として認知されており、古くは1950年代から様々な手法で 観測が続けられている。そして宇宙開発の進む現代においては、宇宙線による被ばくや 半導体の故障等の宇宙利用リスク管理の面においても太陽変調の連続観測や予測の必要性 が高まっている。本発表では、太陽変調に関連する各種学術研究を概観するとともに、 CALETやAMS-02による最新の太陽変調観測、またそれを用いた太陽変調の数値モデル開発 について紹介する。