スピーカー: 松本 高興 (埼玉大PD) タイトル:KdV方程式を用いたJT重力理論の非摂動効果の解析 アブストラクト: Jackiw-Teitelboim(JT)重力理論はディラトンと呼ばれるスカラー場と結合した 2次元の重力理論です。この理論の経路積分は摂動的に定式化されており、解析可能な 量子重力の模型として近年盛んに研究されています。しかし、JT重力理論の摂動展開は 収束半径が零の発散級数であるため、完全な定式化のためには非摂動効果の解析が 必要不可欠です。本講演では、2次元の重力理論のより大きな枠組みである位相的重力 理論からこの問題にアプローチします。そして、位相的重力理論を支配する Korteweg-de Vries(KdV)方程式のトランス級数と呼ばれる形式の解として、JT重力 理論の非摂動効果を計算する方法を提案します。本講演は立教大学の初田泰之氏と 信州大学の奥山和美氏との共同研究に基づきます。