<<<「@」を「__AT__」に置き換えています>>> Date: Fri, 9 May 2025 11:50:49 +0900 To: sg-l__AT__ml.yukawa.kyoto-u.ac.jp Subject: [Sg-l:9368] 中央大学集中講義(京都大学・杉本茂樹氏9/9~9/12) From: Shin Nakamura (Sg-l 経由)素粒子論グループの皆様 中央大学理工学部では下記の予定で京都大学の杉本茂樹さんによる大学院生向けの集中講義を実施する予定です。本集中講義は中央大学の大学院生向けの集中講義として開講されますが、人数的に余裕のある教室を確保しておりますので、ご興味のある方はご参加ください。 杉本茂樹氏集中講義(物理学特別講義第六) ------------------------------------------- ■ 日程: 2025年9月9日(火)から12日(金) ■ 場所: 中央大学理工学部 中央大学後楽園キャンパス 5号館1階 5137教室 アクセスやキャンパスマップは下記をご覧ください。 https://www.chuo-u.ac.jp/access/kourakuen/ ■ 内容 「超弦理論の基礎とホログラフィック双対」 弦理論はあらゆる素粒子とその相互作用を統一する究極の統一理論の候補と考えられている理論であるが、1990年代後半に起こった弦理論の第二革命以来、場の量子論との深淵な関係が様々な形で見出され、注目されている。例えば、弦理論は、QCDに代表されるような強結合の場の量子論に対する思いがけない解析法を提供するなど、場の量子論の性質を理解する上で大変有用な枠組みを与える。また、ある状況において弦理論と場の量子論が理論的に等価になることが予想されており、量子重力理論を場の量子論を用いて定式化する試みもなされている。本講義の主な目的は、そうした発展を理解する上で必要な基礎知識を学び、場の量子論と弦理論の双方への理解を深めることにある。まず、弦の量子化の手続きの概要を紹介し、タイプII超弦理論の低エネルギーにどのような粒子が現れるのかを説明する。特に開弦の自由度を考えることにより、Dブレインと呼ばれる物体の上にゲージ理論が実現されることを見る。そして、いろいろな種類のDブレインを組み合わせることによって、様々なゲージ理論を弦理論の枠内に実現する方法を解説する。そのような系に対して、弦理論において知られているS双対性やホログラフィック双対を適用することによって、場の量子論に関する新たな知見が得られるということをいくつかの具体例を用いながら議論する。 1. イントロダクション 2. 弦の量子化(弦の作用と古典解) 3. 弦の量子化(量子化の手続き) 4. 弦の量子化(物理的状態) 5. Dブレイン(開弦の量子化) 6. Dブレイン(Dブレイン上の massless 粒子) 7. Dブレイン(交叉した Dブレイン) 8. 超重力理論(タイプII 超重力理論の作用) 9. 超重力理論(超重力理論におけるDブレイン) 10. S双対性(タイプIIB 超弦理論の S双対性) 11. S双対性(N=4 超対称ヤンミルズ理論の S双対性) 12. ホログラフィック双対(基本的なアイディア) 13. ホログラフィック双対(N=4 超対称ヤンミルズ理論のホログラフィック双対) 14. ホログラフィック双対(ヤンミルズ理論とQCDのホログラフィック双対) (上記を実際の講義時間に分割して実施予定) ■ 時間割 ※ 9月9日(火)13:20 開始 午後2コマ 9月10日(水)10時開始 午前1コマ、午後2コマ 9月11日(木)10時開始 午前1コマ、午後2コマ 9月12日(金)10時開始 午前1コマ、午後1コマ 物理学科談話会 9月12日(金)16:00から 5137教室 (12日の午後2コマ目は「物理学科談話会」を兼ねたセミナー形式となります) ※ 具体的な授業コマの区切り、休憩時間の設定は進行状況に応じて臨機応変に調整します。 ------------------------------------------- 問合せは、中央大の中村真までお願いいたします。 中央大学理工学部物理学科 中村 真 -- Shin Nakamura Room 1534, Particle Theory Group Department of Physics, Chuo University 1-13-27 Kasuga, Bunkyo-ku, Tokyo 112-8551 JAPAN nshin001z__AT__g.chuo-u.ac.jp Tel:+81-3-3817-1789 Fax:+81-3-3817-1792 https://nakamura-phys.r.chuo-u.ac.jp