『量子計算』 東工大 教授 細谷 暁夫 氏
要旨 :
量子計算機は,重ね合わせの原理,確率解釈,ユニタリー発展など
量子力学の原理に基づいた概念的に新しい計算機である。
この講義では
(1)量子計算機の基本的な概念と量子ゲート
(2)量子ゲートの実験の現状
(3)量子計算アルゴリズムの例:
3ー1ショアによる因数分解
3ー2グローバーによる検索アルゴリズム
(4)デコヒーレンス
(5)量子誤り訂正
の標準コースを主に行います。
できれば,最近,話題の"topological quantum computation" にも
触れたいと思います。
講義ノート等を配布して頂く予定です。
3名の方の講演を予定しています。
2日 藤井 一幸(横浜市立大学理学部)
幾何学的量子コンピューター(仮題) (??分)
3日 一ノ瀬 祥一(静岡県立大学)
Wall and Anti-Wall in the Randall-Sundrum Model and A New Infrared
Regularization (40分)
4日 小竹 悟(信州大学理学部)
Lepowsky-Wilson の Z 代数と変形 Virasoro 代数 (30分)