スピーカー:羽田 龍一郎 (Academia Sinica・台湾)

タイトル:クエーサーの光のこだま--宇宙最大級の光源の活動史を探る

アブストラクト:
宇宙で最も明るい天体の一つであるクエーサーは、超巨大ブラックホールへの
ガス降着によって輝くと考えられているが、その活動時間や、放射がどのような
空間構造をもつかはよく分かっていない。本講演では、クエーサーの電離放射が
周囲の銀河間ガスに残すライマンα(Lyα)の吸収・放射の痕跡に注目する。
数百万天体の分光観測を進める大規模サーベイDESIによる1万組を超えるクエーサー
ペアのLyα吸収測定を中心に、Lyα輝線銀河やLyα放射の観測も組み合わせ、
クエーサーの活動史と周辺環境をどのように探るかを紹介する。